
▼ミツワソースのお好み焼き
新鮮なキャベツをてんこ盛りに封じ込めたオモウマいお好み焼きのお店です。いわゆる「いんおこ」の定番、肉玉のうどん入りを注文させていただきました。
こだわりのソースはミツワさんのオリジナルソースと辛口ソースが用意されています。味変用に辛口ソースを使ってみてください。マジで辛い、辛いけどパンチが効いた旨さが味わえますぞ。

▼罰ゲームのようなサイズ
「新天地」さんの、お好み焼きは、キャベツの盛り方が半端ありません。一般的な「いんおこ」サイズに比較して2倍以上3倍未満のキャベツともやしが盛られています。最初に食べたとき「あの~注文したのは普通サイズなんですが・・・」と二度聞きしてしまったほどのボリュームでした。

▼ソウルフード「いんおこ」
広島のお好み焼きに"うどん"を入れたのが「いんおこ」の特徴です。瀬戸内海のほぼ真ん中に浮かぶ因島(いんのしま)因島のソウルフード「いんおこ」。
焼きたてアツアツの「いんおこ」を鉄板の前に座って金属製のヘラで、ひとくちサイズにカットしてフーフーしながら食べるのが地元流。

▼造船の島で生まれたレシピ
そのルーツは、昭和20年代後半に人気を博した「一銭洋食」にあります。具材はキャベツやネギ、天かす、かまぼこ、ちくわなどが鉄板で焼かれ1枚20円程(当時の値段)だったそうです。
昭和30年頃から、そこにうどんが入るようになりました。そばじゃなく、うどん入りが主流となったのは海運立国、日本の海運業界を支え造船の島と呼ばれた因島で働く、造船マンのお腹を満たすためだそうです。(諸説あります)

▼因島の焼きうどん
アウエーな観光客には因島のお好み焼きが人気ですが、地元の常連さんには焼きうどんや、焼きそばも大人気です。
焼きうどん用のキャベツは大きめのざく切りされていますが、お客さんのリクエストでお好み焼きに使う細切りのキャベツも注文できます。肉・玉子入りが基本ですが、玉子は薄焼きにしてオム焼うどん風に仕上げるのが因島流だそうです。

▼新天地スペシャル
因島は、本州側の尾道から四国の今治までを結ぶしまなみ海道のほぼ真ん中にあります。瀬戸内海の海の幸をトッピングした海鮮お好み焼きをぜひお召し上がりください。
見た目もゴージャス、インスタ映えする「村上水軍焼き」がイチオシですが、予算が厳しい方は「新天地スペシャル」がオススメですぞ。

▼悲報 ついに値上げ
2025年1月に原材料・光熱費などの諸物価高騰の影響を受け、やむを得ず価格の改定が実施されました。ベースの肉・玉子(そばかうどん)入りが750円(税サ混み)となりました。

▼嬉しい食後のコーヒー
食事を終えてお会計しようとしたら、食後のコーヒー(無料)がサーブされます。
妙齢の美人女将に聞いたんですが、もともと女将さんのお母さんがこの因島の土生(はぶ)でお好み焼き店を創業して50年以上の老舗だそうです。
女将さんのお母さんは、2025年8月現在、現役で広島の市内中心部にある有名な「お好み村」のある新天地ビル3階で「水軍」(すいぐん)という名のお好み焼き店を経営していらっしゃいます。

▼一方通行に注意してね
お店に向かって右側(スーパー フレニール因島本店)に向かう一方通行なのでバイクや車でいらした方はお帰りの際に注意してくださいね。
因島の海の玄関、土生港(はぶこう)から徒歩3分の場所にあります。
お好み焼 新天地 の地図とデータ
名 称:お好み焼 新天地 (しんてんち)
住 所:〒722-2323 広島県尾道市因島土生町1899
電 話:0845-22-1819
営業時間:11:30~17:00
定休日:火曜、第3日曜日
*料理や価格、お店のデーターなどは取材当時の内容となっています。あらかじめご了承ください。最新情報はお店に電話するなどして確認してください。